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2012/12/02
第1号営業案件


合弁会社がスタートして本当にいろいろなことがあったのですが、とにかく仕事をしなければならないので取りあえずご祝儀案件として日本の商社の駐在員事務所向けに車のリース案件を実行しました。車の購入先もその商社の系列の車の会社で、契約書や保険や車の登録方法・名義等かなり難航した記憶がありますが、ハノイの中心から少し離れたランハというところにあった車の会社での引き渡しに営業部隊全員で立ち会いました。この件はご祝儀案件だったので問題は少なかったのですが、実は営業方針については合弁会社設立前からY氏と私の間でかなりのやり取りがありました。2人の間での論点はいろいろありましたが、その中のひとつが車のリースについての考え方でした。車のリースに関して一言で言うと、Y氏は積極派で私は消極派でした。私が消極的だったのは、私自身が車の経験が無く適切な状況判断が出来なかったことや、リスクの所在がよく分からなかったことにありました。日本では車についてはファイナンス性よりもメインテナンス性が重視されますが、ベトナムではファイナンスということで割り切ってやればよいのではという意見もありました。しかし車の場合は事故の可能性があり人命に係わるケースもありうることを考えると、簡単にファイナンスと割り切ることは怖くて問題もありました。一般の物件でも意に反して人命に係わる事故が起こることは考えられますが、車の場合はとにかく動くので人命に係わる事故は必ず起こるという前提で考えておく必要があると思っていました。リスクを恐れては何も出来ませんが、私が消極的だったのはリスクが有るのは当然としてそのリスクがよく見えなかったということにありました。おそらく私自身が日本でも車の経験が無かったので、ベトナムでの車のリースについて想像力が働かなかったということが大きかったのかと思います。日本人のマネジメントの中には営業判断と法律問題を混同して判断を弁護士等の専門家に委ねる人が意外と多いのですが、勿論法律の専門分野に関して意見を求めることは大事ですが、弁護士にリスクがあるかどうか聞けば100%リスクがあると答えるに決まっています。しかし弁護士の英語の意見書は翻訳する人の恣意が入りやすく、極端なケースではマネジメントに対してはリスクが無いという翻訳に変わるのを実際見たことがありました。とにかく問題はいろいろあったものの、やってみようということで進めることになりましたが、T海上のY氏には合弁の保険会社を通じて保険の件では本当にお世話になりました。それにしても当時具体的な金額は覚えていませんが、ベトナム人の命の値段があまりにも安かったことにショックを受けました。車のリースは他にも結構実行しましたが、幸い私が知る限りは大きな事故等は起こらなかったようです。


Posted by tsukuma at
05:41
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