2014/06/13
ロンドン旅行




暫くブログを更新していませんが、先日のロンドン旅行について若干のコメントを。「ベトナムの思い出」というタイトルに偽りありですがご勘弁を。
ロンドン旅行についてはかなり前から夫婦で話していましたが思いきって今回出かけることにしました。1990年から1993年まで駐在ということで家族全員でロンドンで過ごしたわけですが、帰国後20年が経過し私は2000年2月の出張が最後で約15年ぶり、家内は実に20年ぶりの再訪になりました。
1. 2014年5月30日(金曜日)
成田空港でバージンアトランティックに搭乗。バージンアトランティックには1980年代の終わりに出張で2-3回搭乗したことがありますが、当時は大きな機体(ジャンボ?)で客席も豪華でビジネスには機内にバーラウンジがありましたが、今回は機体は一回り小さくエコノミー席ということもあり特に豪華という印象はありませんでした。思えば2000年以来ベトナムや中国へのフライトはありましたが、12時間の長時間フライトは久しぶりでエコノミー席での12時間は正直疲れました。
2. Heathrow空港
空港の内部を移動しても空港全体の様子は全く分かりませんが、入国審査までこんなに歩いたかなと思うほど延々と歩きました。イギリスは入国審査に時間がかかるという話をよく聞き、昔も中国からの便と一緒になると一体何時になったら順番が来るのだろうと思った記憶がありますが、今回は運よくスムーズに通過出来ました。空港からは旅行会社の手配した車でホテルへ。途中我々が住んでいた地域を通過しましたが昔と同じ風景が広がっていました。さらに市街地に入る前にHammer Smithという地域を通過し、駅ビルを含む新規オフィス開発に参加し不動産不況の中で紆余曲折があり駐在の終わりごろ何とか完成したのですが、驚いたことにあれから20年プロジェクトの一部を既に取り壊していました。
3. ホテル
ホテルはビッグベン・国会議事堂のテムズ河を挟んだ向かいにあり新しい近代的な建物でした。歴史的建造物であるCounty Hall(旧ロンドン市庁舎)の隣にあり、昔何があったか思い出せませんが、さらにその隣に昔からあった病院は思い出しました。とにかく今は1年で最も日が長い季節で日没は午後9時過ぎで朝は4時には明るくなっているようです。夜は一杯やって夜11時ごろでも薄明るく小鳥がさえずっているので変な感じなのですが朝の記憶はあまりありません。朝はギリギリまで寝ていたのかな?
4. County Hall(旧ロンドン市庁舎)
大観覧車(London Eye)がテムズ川のほとりに出来たのはテレビで見て知っていたのですが、何と歴史的建造物であるCounty Hallにぴったりと隣接していて景観を重視するイギリス人がよく許したなというぐらい一体となっています。County Hallについては様々な苦い思い出があり久しぶりにみて感慨深いものがありました。1989年だった思いますがイギリス側と日本側が50%ずつを出資して開発会社を設立しCounty Hallの再開発を行うことになり、日本側は大手信託銀行が旗振り役で大手ゼネコンと当時私が勤務していた会社が出資したのですが、途中でロンドンの不動産マーケットが急速に悪化したため、日本側の旗振り役の信託銀行が手を引くことになり、大手ゼネコンや私の会社も已むなく(個人的には已むなくという感じだったのですが?)撤退することになり、イギリス側を説得して開発会社を清算したものです。文章で簡単に書くとこんな感じなのですが、実は当時いろいろありとても全部は書ききれません。私はロンドン赴任前から本件に関わっていたのですが、ロンドンに赴任と同時に佳境に入り、毎日のように(1日何回もということがあったと思います)取締役会(私はたしか代理でしたが結局取締役本人(ロンドン現法社長)は一度も出席しなかったような?)があり英語が分からないところは教えてもらいながらとにかく必死で頑張った記憶があります。最後の取締役会終了後はイギリス側と日本側が握手をして別れこれがイギリス式かと思ったものです。County Hallの再開発についてはその後も紆余曲折があり今はメインとしてマリオットホテルが営業しているようです。London Eyeには最後の日に乗って一周しました。
(引き続き次回以降)




Posted by tsukuma at 23:21│Comments(0)