2013/06/05
1998年8月 北海道・富良野



ジャカルタの裁判所に訴訟を提起したのを確認して1ヶ月間の休みに入りました。勤続20年のご褒美に1ヶ月の連続休暇が取得できたのですが、私は22年目か23年目を迎えていて同期入社の連中は全員とっくに取得していたのですが、海外勤務等の関係で私1人だけが取り損ねていました。実は家庭の事情もあり翌年の春ごろに休む予定のところ若干インサイダーの情報でしたが、制度自体がなくなる可能性があるので早く取れというアドバイスがあったものです。結局直後に会社が破綻してしまうわけで、結果的にこの制度を利用した最後の社員になったようです。ちなみに職場には会社の非常時に休むのはけしからんといった陰口もあったようですが、聞こえないふりをしていました。JLCの名誉のために付け加えておくと休みだけでなく金額は覚えていませんが旅行クーポンも規定どおり貰いました。こうして8月中旬から破綻直前の9月半ばまで1ヶ月の間休むことになりました。とにかく結婚以来の初めての長い休暇で、ハノイ単身赴任の際にお世話になったこともあり、家内の希望で「北の国から」の舞台である北海道の富良野に夫婦で1週間のパック旅行に出かけることになりました。前にも投稿しましたが、私が初めて「北の国から」を見たのはハノイのVTVで、北海道を舞台にした日本のテレビ番組だというのは分かったのですが、当然ながらセリフがベトナム語に吹きかえられていたので最初はそれが何の番組だかが分からずに、「北の国から」という番組らしいということが分かるまで暫く時間がかかりました。よく私がドラマの画面だけを見て勝手に考えた筋書きを、Ms.VやY氏の秘書のMs.Lに披露していましたが殆ど違っていて、彼女たちは日本のドラマなのにあなたは分からないの?とあきれ返っていました。最終的には日本からやってきた家内が確認して間違いなく「北の国から」だということが分かりましたが、かなり古い番組だったようで画面に登場していた同じ年代の竹下景子さん(私より1歳年下のようです)が明らかに20歳代の頃の番組だったようです(ちなみに竹下景子さんは最近ではお婆さん役を演じることがあるようです)。家内が北の国からの大フアンということもハノイで初めて知りました。旭川空港でレンタカーを借りて移動しましたが、富良野や美瑛にはテレビで見た美しい風景が広がっていました。北海道は道路が広い上に、夏場は我々のような観光客が運転しているケースが多いので結構事故が多かったたようです。帰りの飛行機には何故かアメリカ人らしき陽気な覆面レスラーが1人で乗っていました。そういえば随分昔ですが福岡空港で当時人気絶頂だった覆面レスラーのデストロイヤーと同じ飛行機に乗り合わせたことがあり、契約書か何かに移動中も覆面着用の義務が明記されているのでしょうか?
Posted by tsukuma at 21:39│Comments(0)