2013/04/05

ベトナムの鉄道

ベトナムの鉄道   ベトナムの鉄道ベトナムの鉄道

3/4付VN Newsで鉄道に関する記事を見つけました。
要約すると:
1. ベトナム当局は鉄道網のアップグレードを検討
2. 第1段階として、全国の古い鉄道網を整備してスピードアップを図り、現在ハノイ・ホーチミン間は約30時間かかるところ15-17時間に短縮する。
3. 第2段階として、線路幅を現在の1000ミリメートルから1435ミリメートルのダブル-トラック化を図り、更にスピードアップを図る。
ということのようです。

記事にはベトナムで鉄道が初めて敷設されたのはフランス植民地時代の18世紀後半から19世紀初めと書いてありますが、おそらく間違いで、19世紀後半から20世紀初めと思われます。ちなみに日本で新橋・横浜間の鉄道が開通したのは19世紀後半の1872年だそうです。上記のダブル-トラックの意味がよく分からないのですが(1435ミリメートルの線路と線路の間にもう1本の線路を敷設して狭軌用の列車にも対応することかもしれませんが自信はありません)、線路の幅は1435ミリメートルが世界標準となっているそうで日本でこれを満たしているのは新幹線と一部私鉄だけだそうです。いずれにしてもベトナムの鉄道はかなり古く幅も狭いわけですが、このブログでも鉄道に関しては何度か投稿していて以下繰り返しになりますが整理してみたいと思います。あくまでも10数年前の記憶です。

1. 実はハノイの中心部で列車が走っているのは殆んど見たことがありません。ハノイの中心にあった合弁会社と西にあった自宅のアパートとの間にはハノイ駅があり駅のそばの踏み切りを毎日通過しましたが、朝の時間に踏み切り停車をしたことは1度もありません。 運転手のMr。Cも一旦停車はせずにそのまま突っ切っていたと思います(ちなみに日本では車は踏み切りでは列車が来ていようが来ていまいが必ず一旦停車しなければなりませんが、英国では逆で警報機が鳴り遮断機が下りていなければ、一旦停車をしてはいけないことになっていてそのまま通過しなければなりません。一旦停車をすると危険だという発想のようです。英国で車の運転を始めた頃に知らずに踏み切りで一旦停車をしていたところ、めったにクラクションを鳴らさないイギリス人から執拗にクラクションを鳴らされました。そのせいかどうか知りませんが、日本の踏み切りはブヨブヨですが英国の踏み切りは頑丈に出来ていて車がぶつかったら車が壊れてしまうかもしれません。)。

2. 列車があまり通過しないせいか、ハノイ駅の近くの線路沿いは生活空間が線路にかなり接近していたという印象がありました。同じような光景はホーチミンでも見たことがありました。ハノイ駅の近くの踏み切りは手動式で、列車が通過する度に踏み切り係の女性が(うまく文章で説明できませんが)人力で開閉していました。

3. たまに夜に踏み切りを通過するときに、ホーチミン行きの夜行(寝台?)列車の通過待ちをしたことがありました。そのとき運転手のMr.Cは確かにハノイ・ホーチミン間は30数時間かかると言っていました。飛行機では約1時間半のフライトなので東京と福岡や札幌間とほぼ同じ距離だと思われますが、列車では相当な長旅になります。

4. ロンビエン橋では何故か列車が通過するのをよく見かけました。郊外の線路のそばを車で走っていると、たまに列車が通過するのに出くわしました。日本の列車と比較してかなり重たそうに走っていたという印象を受けました。

5. 日本側の株主の1社であったLTCBの私より10歳以上若かったO君は、時々助っ人としてハノイに出張で来ていて私の家内とも会ったこともありましたが、直前にOECF(海外経済協力基金・・行政改革で他の政府系金融機関と合併して今は有りません)に出向していてベトナムの鉄道プロジェクトを担当していたそうで、ベトナム当局とのコネクションもあり鉄道にも嫌というほど乗ったそうです。そういえば、トンネル内で鉄道とトンネルの壁面が音を出して接触するなんて話していました。私はベトナムでは鉄道に乗ったことがないので彼の話は非常に興味深いものがありました。雨季の季節に家内を含めて3人でゴルフに行って何十個も川にボールを打ち込んだり、夜のお酒も付き合ってくれました。彼はその後ドイツ系金融機関や米系金融機関で働き、2001-2年頃に外国系の弁護士事務所のパーティでバッタリ会ったことがありましたが、その後は会う機会もなく今頃何処でどうしているのか?

6. 何れにしても私はハノイ駐在中には一度も鉄道に乗る機会がなかったので、是非一度乗ってみたいものだと思います。

http://vietnamnews.vn/society/237710/north-south-train-times-may-be-slashed.html

North-South train times may be slashed


A level-crossing in Ha Noi. The Ministry of Transport is considering improving the current railway system to shortern journey times between the capital and HCM City. — VNA/VNS Photo The Duyet
HA NOI (VNS) — The Ministry of Transport is considering upgrading the current railway system to halve the travelling time from Ha Noi to HCM City while also looking to put another high-speed railway project into action.
‘In the first plan, the upgrade on the 1,700-km of the old railway line will help increase the speed of the train from 90 to 110 kmph,' Deputy Minister of Transport Nguyen Hong Truong said at a press conference on Tuesday.
"By doing so, the travelling time between Ha Noi and HCM City will be just 15 to 17 hours, just half of the current time," he added.
The transport official explained that the old railway line was built during the French colonial time (late 18th to early 19th century) with a track gauge of 1,000 mm.
"After the peace restoration, we upgraded the system for train stations," Truong said, adding that the infrastructure at the moment could only ensure the train's speed reaching 60-70kmph.
The ministry has assigned the Viet Nam Railways Corporation to make a detailed plan until 2020 for the move.
In the second plan, Truong said, the ministry would conduct research into the construction of a brand-new high-speed line, which would be built using a double-track standard gauge of 1,435mm.
"When completed, the double-track railway line will reach speeds of up to 200kmph for trains carrying both people and goods," Truong said, adding that the travelling time from the north to the south at that time would be just around 10 hours.
"One advantage of the double-track railway line is that it is popularly used in many countries applying advanced technology so it will match the train design from those countries," he added.
Research on the second plan is underway and the plan will soon be proposed to the Government.
Truong said the construction of the double-track line would be mobilised by contractors and would be carried out in different components, expected to be completed by 2030. — VNS

Posted by tsukuma at 21:42│Comments(1)
この記事へのコメント
こんばんは

今、サイゴン駅の近くに住んでますが、踏み切りはたいてい
まだ手動ですよ。

警笛がなってから5分くらい鳴りっぱで、係の人がガラガラと
引きずりながらやってます。

この3つの写真、いいですね~(^◇^)
Posted by sala at 2013/04/05 22:44
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