2012/12/23
動物園(トゥーレー公園)



トゥーレー公園は大宇ホテルのすぐ側にあり、トゥーレー湖の小さな中ノ島と湖の周囲が有料の動物園兼遊園地になっていました。有料といっても営業時間以外は門を開放して出入り自由だったので、入場料を払って中に入った記憶はあまりありません。動物は、象、トラ、猿、孔雀等がいた記憶がありますがそれ程多くはなかったと思います。ちなみにベトナムの山間部には野生の象が生息しているそうです。遊園地の乗り物はおそらく旧ソ連製か東欧製と思われますが、うまく説明できないのですが我々が子供の頃に遊園地で乗った乗り物とは一味違うものでした。ローラースケート場があったと思います。また時々大学生と思われる若者達が水上人形劇を上演する小屋がありました。休日には多くの家族連れで賑わい、小さな女の子が皆バレーの発表会のような服装をしていたのが非常に印象的でした。また多くのベトナム麺の屋台、体重計で商売しているお婆さん、私が子供の頃日本でもよく見かけたお面屋さん・おもちゃ屋さん(おもちゃは何処から仕入れているのか、何故か、日本語で書かれていたものが多かったようです)等、休日はとにかく混雑していました。早朝や夕方の営業時間外によく散歩しましたが、同じように混雑していました。ベトナム人はとにかく朝が早く、中年以上の女性達は集団でラジカセの音楽に合わせて体をクニャクニャさせて体操をしていました。*当初は外国人が珍しかったようで、散歩をしているとジロジロと見られ、(何故か)足元(靴?)を見られたりしましたが、直ぐに慣れました。時々所謂ストリートチルドレンと思われる子供の集団にお金をねだられたりしました。ちなみに彼らは私の目から見ると5-6歳ぐらいでしたが、私が物陰から観察していると、大勢の中から東洋系外国人をも識別できたようで、更に、日本人と韓国人の区別がついていたような気がしました。ということで散歩のときは僅かなお札しか持ち歩きませんでした(全く持っていないとそれはそれで面倒でした)。靴磨きの少年も結構いて、うっかりベンチに座ると運動靴にも拘わらず無理やり靴磨きをさせられたことがありました。2010年12月にハノイを再訪したときは、そのような子供達を見ることが遥かに少なくなったように思いました。社会全体が豊かになっているのだと思います。トゥーレー公園については、大きな出来事はありませんでしたが、殆んど毎日散歩していたので今でも懐かしい風景(思い出)です。
*1997年当時は外国人が珍しかったようですが、その後急速に変化し、2000年頃にはベトナム人に道を聞かれることも度々ありました(おそらく道を聞いている)。こちらが英語や日本語で「言葉が分かりません」と言うと、初めて先方は私が外国人だと気がつくことが結構ありました。とにかくベトナムは多くの点について変化のスピードが速いようです。



Posted by tsukuma at 06:13│Comments(0)