2012/10/07
香港(2)


翌日はJLC香港現法の会議室で1日中アジア拠点会議でした。ハノイの合弁については数字の発表が出来なかったので主にベトナムの経済状況について何も分からないのに分かっているような顔をして何か喋ったような記憶があります。今でもテレビの経済番組等で現地駐在員という人が偉そうに喋っているのを見るとどうしても自分と同じレベルで本当かという観点で見てしまいます。当時はアジア通貨危機が深刻になりつつあり震源地であったタイの合弁の社長の報告がかなり悲痛だったようです。またLTCBやJLCの状況が既に芳しくなく東京から参加していた財務部長(この人もLTCBからの出向でしたが)が国内海外での資金調達についてかなりの時間を割いて説明していた記憶があります。それでも拠点会議を開催して夜は宴会をするお金はあったようで、その日の夕食は参加者全員で近くの高層ビルの最上階で豪華な中華料理を食べました。あまりおいしいとは思いませんでしたが北京ダックをおそらく生まれて初めて食べました。宴会の後は同年代の連中とカラオケバーに行った記憶がありますが、私は早々に引き揚げ一足先にホテルに帰っていた上海の先輩と一緒にホテルの近くのバーで飲み明かしました。翌朝はせっかく香港に来たのでホテルの近くにあった駅からケーブルカーに乗って山頂の展望台に登りました。おそらく夜景が綺麗なことでテレビによく出てくる有名な展望台だと思いますが小雨が降っていて景色は何も見えませんでした。展望台からの帰りにホテルに戻っているとジャカルタの合弁の社長とばったり会いました。彼は以前香港に駐在していて土地勘があるので一緒に名物の2階建て電車に乗って路地裏のおかゆを食べに行きました。当日拠点会議の出席者の一部は香港現法がアレンジした船に乗って中国の深セン見物に出かけたようです。私はその時は参加しませんでしたが、2004年に香港から飛行機で海南島に行くべきところハプニングにより香港からバスに乗って深センに行きそこから飛行機で海南島に行ったことがあります。その時のことは機会があれば投稿します。こうして香港出張はあわただしく過ぎてその日の午後の便でハノイに戻りました。正直当時は精神的にかなり疲れていて香港出張は良い息抜きにはなりましたが高層ビルが林立していた香港は別の意味で疲れハノイに戻ったときはホットしました。現在はハノイにも高層ビルが林立している地域があるそうで香港みたいな感じなのでしょうか?
Posted by tsukuma at 03:16│Comments(0)