2012/08/05
ホンダ(2)


ホンダ・タイのモーターバイクの新品には大学生のような若者を含めて多くの人が乗っていました。当時は所謂個人向けローンもそれほど普及していたとは思えず、一家全員がホンダのモーターバイクを保有しているケースもあり、いったいどうやって資金調達をしていたのか不思議でした。これは私だけではなく多くの外国人が同じ疑問を持っていました。モーターバイクの購入は投資としてお金がある親戚知人から金を集めて投資をする、あるいは日本でいう無尽組織が発達している等いろいろな説がありました。お金に関することは日本人的発想で聞き難いということもあり、いまひとつよく分からない分野でした。日本のマイカーのように1家に1台というケースも多かったようで、家族全員で1台に乗車しているモーターバイクをよく見ました。ハノイではあまり極端なケースは無かったと思いますが、ホーチミンでは5人乗り(6人乗りも走っていたかもしれません)をよく見かけました。よく倒れずに運転できるなと感心しきりでした。当時のハノイにおけるモーターバイクの洪水も相当なもので騒音もすごかったのですが、それでもホーチミンに比べればずっと静かで落ち着いた雰囲気の町でした。ホーチミンのモーターバイクの量はもう半端ではありませんでした。ホーチミンに出張して数日間過ごした後ハノイに戻ったときは、ハノイに住んでいたということもありましたが、何時もほっとしたものでした。
Posted by tsukuma at 01:15│Comments(0)